深夜、一人考える

AM 0:20
僕は孤独だ。
友達はいる。
 
友達には友達がいる。
僕には友達がいない。
 
友達はどこかへ遊びにいく。
どこにも行かず、部屋の中、独り。
  
友達。ともだち。トモダチ。
比べる。くらべる。クラベル。
 
僕は孤独だ。
気付いたら独りだった。
 
違う。
気付いてたけど無視した。
 
独りなのはここだけ。
あそこなら独りじゃない。
 
違う。
どこに行っても独り。
  
たとえば。
町を独りで歩いている時。
 
関係ない。孤独じゃない。
大丈夫。まだ大丈夫。
 
じゃあ。
ほーむぐらうんどで独り。
 
そう。独り。
これはきっと独り。
 
いつも誰にも求められず。
いつも誰かを求めている。
 
ねぇ、どうして僕は存在するの?
ねぇ、どうして僕は生きてるの?
 
そうやって待っていてもダメだってこと。
そうやってわかったようなフリすること。
 
どうせ独りなら。
どうせ独りだから。
 
ここにいる意味があるのかな?
ここにいていいのかな?
 
他人に弱みを見せず。
ほんとのことは話さない。
 
自分のほんとを知られたくない。
同情されるなんてまっぴらだ。
 
そうしてまた独りになる。
わかってる。だけど独りだ。
 
比べる。くらべる。クラベル。
隣の芝生はどうして青い――――。
 
――――それを決めたのは、自分の心。
  
そこまでいって、気付く。
今。
 
自分が自分を嫌いになったら。
誰が自分のことを好きになる?
 
どんなに辛くても、苦しくても。
自分だけは自分を好きでいなくちゃ。
 
そこだけはきっと譲れない。
僕は僕を手放さない。
 
十の痕に、百の願いを。
百の孤独に、千の歌を。
 
飛べない、走れない、分かれない。
それも自分だと。
 
 
 
 
君から見た友達や、テレビの中でよく見かける
切り取られた場面を幸せだと思ってるなら、すぐやめな。
当たり前さ、それが普通さ。
うれしいことがないと幸せと感じれないような人は
確かに多いけど。
あれが違う。誰と違う。それは何の意味もないこと。
安心しなよ。君は、特別不幸じゃない。